Un angel Wheat Wine
Un angel Wheat Wine(アンヘル・ウィートワイン)。
サンクトガーレンが今年から醸造を始めた「小麦のワイン」。それってなんぞや、という人も多いだろうが、つまりは小麦を使用して長期熟成させることで高アルコールにしたビールのこと。もともとイギリスが葡萄の不作な国柄ワインを作れなかった事に対して、大麦を使って近いモノを作ろうとしたのが切っ掛けでバーレイワイン(大麦のワイン)が誕生し、それをさらに小麦を使ってやろうとしたのがこのウィートワインとなる。
通常のビールと違い、多量の小麦を約半年かけて熟成させているため度数は10%とかなりの高アルコール。注ぐと全く泡が立たず、若干粘性のある液体が注がれる。普通の小麦のビールは通称「白ビール」と言われる淡い黄色をしているが、こちらはご覧の通りの褐色。香りは若々しいマスカット・巨峰のような香りがする。口に含むと意外と強いアルコール感は無く、さらりとした甘さと香りが広がる。若干の苦味もあるにはあるが、ほとんど感じられない。飲み下した感じもするりと飲め、控え目な香りが残る。
全体的にまろやかで、ワイン、というよりは梅酒に近い系統の味かも知れない。ただ、このビールは最長5年の長期熟成が可能なため、今後時間をおくことでかなりの味の変化が期待できる。頒布会からは3本が送られてきているため、残りは今後の熟成を待ちたい。
全体的にまろやかで、ワイン、というよりは梅酒に近い系統の味かも知れない。ただ、このビールは最長5年の長期熟成が可能なため、今後時間をおくことでかなりの味の変化が期待できる。頒布会からは3本が送られてきているため、残りは今後の熟成を待ちたい。